リピディル/世界が共有した2つのメッセージ

世界が共有した2つのメッセージ

▼リピディルとは?

「リピディル」は、第2世代フィブラート系の高脂血症治療剤です。フィブラート系は、中性脂肪を低下させる作用が強いので、中性脂肪が多いタイプ(高トリグリセリド血症)に向いていると言われています。コレステロールだけが高い高脂血症には、ファーストチョイスされません。

「リピディル」は、相互作用が少ないことが特徴です。代謝酵素の影響を受けないため、“スタチン系”以外の薬で併用禁忌とされている薬はありません(スタチン系と併用すると横紋筋融解症を起こす危険がある)。高脂血症治療薬以外にも、複数の薬を併用している人にとっては、相互作用が起きにくい「リピディル」は使い勝手の良い薬だと言えます。

▼リピディルの特徴

1日1回投与のフィブラート系高脂血症治療剤
トリグリセライド低下作用、HDLコレステロール上昇作用を有する
コレステロールも低下させるフィブラート系高脂血症治療剤
高尿酸血症・糖尿病合併例の血清脂質も改善

▼パルモディアとリピディルの違い

「パルモディア」と「リピディル」は、どちらも“フィブラート系”の高脂血症治療薬です。「リピディル」は“腎排泄型”ですが、「パルモディア」はフィブラート系で初めての“肝代謝型”で、薬の成分は糞として排泄されます。そのため、肝機能検査値を悪化させないと言われています。

2017年7月に承認された「パルモディア」は、比較的に副作用が少ないのが特徴です。2011年3月に承認された「リピディル」は、代謝酵素が関係する相互作用が少ないのが特徴の薬です。

“フィブラート系”の高脂血症治療薬は、肝機能に関係する副作用に注意が必要です。「リピディル」は、肝機能障害があるケースでは禁忌となっており、使用することができません。新しい薬の「パルモディア」は、軽度の肝機能障害であれば用量を少しずつ調節しながら使用することができます。

▼主な高脂血症治療薬

フィブラート系 中性脂肪を下げる効果が強いので、中性脂肪が高い患者に使用されることが多い。善玉(HDL)コレステロールを上げる効果もあり。
スタチン系 悪玉(LDL)コレステロールを下げる効果が強い。善玉コレステロールを上げる効果は弱い。
レンジ系 悪玉コレステロールを下げる効果あり。スタチン系と併用することが多い。
プロブコール 悪玉コレステロールを下げる効果あり。
ニコチン酸 善玉コレステロールを上げる効果あり。悪玉コレステロールを下げる効果は弱い。
小腸吸収型 悪玉コレステロールを下げる効果あり。スタチン系と併用することが多い。
PCSK9 悪玉コレステロールを強力に下げる。重度の患者に使用。注射剤。

▼リピディルの副作用

主な重い副作用は、横紋筋融解症、手足のしびれ・けいれん、肝臓の症状、膵炎、吐き気などです。特に注意したいのは、筋肉が障害を受ける「横紋筋融解症」。発症はまれですが、腎臓の悪い人や高齢者には特別な注意が必要です。他のスタチン系コレステロール低下剤と併用すると起きやすいと云われています。

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは世界地図。医学雑誌「Lancet」に掲載された“FIELD(2005年発表)”と「New England Journal of Medicine」に掲載された“ACCORD(2010年発表)”を前面に出したビジュアルです。

これらの大規模臨床試験によって、フェノフィブラート製剤(リピディル)は、2型糖尿病患者の血清脂質を改善することによって、心筋梗塞などの心血管疾患への有効性と安全性が認められました。さらに、糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症への抑制効果も確認されました。

FIELD 脂質低下薬が大血管及び細小血管イベントの両方のリスクを低下させることが初めて検証されました。
ACCORD シンバスタチン+フェノフィブラート併用群は、シンバスタチン単独群と比較して、糖尿病網膜症の進行が40%抑制されており、有効性が確認された。


一般名:フェノフィブラート
製品名:リピディル錠53.3mg,80mg
フィブラート系/高脂血症治療剤
科研製薬

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