イグザレルト/日本のエビデンス

1錠の力。
心房細動患者に価値ある選択

日本人用量、日本のエビデンス

▼イグザレルトとは?

「イグザレルト」は、血液を固まりにくくする血液凝固阻止剤です。心房細動による脳卒中や静脈血栓塞栓症の改善に使われます。「リクシアナ」(エドキサバン)に次ぐ2番目の経口FXa阻害薬です。

従来品の抗凝固薬「ワルファリン(ワーファリン)」とは作用機序が異なります。「イグザレルト」は吸収率が優れており、食べ物との相互作用もほとんど影響がないので、すばやく安定した効果が期待できます。ワルファリンのように、こまめに血液凝固能を検査したり、用量調節に神経をそそぐ必要が減少します。このような特徴から、抗凝固療法における新たな選択肢として期待されています。ただし、使いやすい薬剤とはいえ、出血に対する警戒が必要なことには変わりありません。

▼その他の血液凝固阻止剤

FXa阻害剤としては、他にも「イグザレルト」「リクシアナ」「エリキュース」などが出ています。同じ血液凝固阻止剤の「プラザキサ」とは作用機序が異なります。なお、「プラザキサ」「エリキュース」は1日2回の服用で、「イグザレルト」「リクシアナ」が1日1回の服用です。



▼抗凝固薬(DOAC)市場のシェア

「イグザレルト」は抗凝固薬(DOAC)市場全体の売上で、トップの座を獲得しています(2016年度現在)。市場規模が大きい“心房細動(AF)”の患者層が増えているのが要因です。

製品名(会社名) 2015年度売上 2016年度売上
イグザレルト(バイエル薬品) 517億円 641億円
プラザキサ(ベーリンガーインゲルハイム) 310億円 285億円
リクシアナ(第一三共) 130億円 250億円

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、巨大な数字の「1」と血液のイメージです。心房細動の場合は、通常1日1回食後に1錠(15mg)なので「1」がクローズアップされています(静脈血栓塞栓症の場合、発症後3週間は初期強化療法として1日2回の服用)。赤血球を追いかけいるミイラのような人形は、血液凝固の化身でしょうか? 不気味なのですが、どことなくコミカルに感じます。

▼キードクター

小川久雄先生(熊本大学大学院循環器病態学教授/国立循環器病研究センター副院長)
石綿清雄先生(虎の門病院循環器センター内科部長)
代田浩之先生(順天堂大学医学部循環器内科教授)
安田聡先生(国立循環器病研究センター病院心臓血管内科部門部門長)

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一般名:リバーロキサバン
製品名:イグザレルト錠10mg,15mg、細粒分包10mg,15mg
血液凝固阻止剤/Fxa阻害薬/選択的直接作用型第Xa因子阻害剤
バイエル薬品

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