ボンビバ/1ヵ月に1回の注射剤

▼ボンビバとは?

「ボンビバ」は、骨粗鬆症の治療薬です。骨粗鬆症は、骨の吸収と形成のバランスが悪くなり、骨組織がスカスカになる病気です。腰痛や背中の痛みを伴います。年配の方は骨折しやすくなります。特に女性の高齢者は、女性ホルモンが少なくなることで「閉経後骨粗鬆症」という病気になりがちです。

「ボンビバ」は、骨にくっつくことで、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを防ぐ作用(骨吸収抑制作用)があり、骨の密度が増加して丈夫になります。1ヵ月に1回、1mgを静注することで、骨折の予防にもつながります。

骨粗鬆症の治療薬としては、カルシトニン製剤、ビスホスホネート製剤、活性型ビタミンD3製剤、女性ホルモン製剤、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、ヒト甲状腺ホルモン(PTH)製剤、イプリフラボン製剤、蛋白同化ホルモン製剤などが使用されています。日本のガイドラインでは、ビスホスホネート製剤、女性ホルモン製剤(結合型エストロゲン)、SERM、PTH製剤などが治療薬として推奨されています(2015年から推奨度ではなく、薬剤に関する有効性の評価に変わりました)。

「ボンビバ」の有効成分イバンドロン酸ナトリウム水和物は、「ガイドライン」で推奨されているビスホスホネート製剤です。ビスホスホネートの飲み薬では、服用後30分は横になれません。また、服薬前後に飲食を避けるといった規制がありますが、「ボンビバ」の注射製剤ではこうした規制がありません。経口薬が服用困難な患者にとっては、大きなメリットです。ただし、発売してばかりということもあり、他のビスフォスフォネート製剤に比べて、効果が同等かはまだ確証されていません。骨粗鬆症ガイドラインでも、評価自体が保留されています(2013年時点)。

▼主な骨粗鬆症治療薬

ビスホスホネート
(ボンビバ)
骨を壊す働きを抑える。
1ヵ月に1回、静脈注射
選択的エストロゲン
モジュレーター
骨を壊す働きを抑える。
1日1回、服用
副甲状腺ホルモン 骨の形成を促進。
毎日/週1回、皮下注射
活性型ビタミンD3 Ca吸収で骨の形成を助ける。
1日1回or2回、服用
ビタミンK2 骨の形成を助ける。
1日3回、食後服用
カルシウム 食事で足りないCaを補給。
1日2〜3回、服用

▼ボンビバの副作用

承認時までの臨床試験でなにかしらの副作用が24.4%あったと報告されています。主な副作用は、背部痛(2.6%)、筋肉痛(2.1%)、関節痛(2.0%)。重大な副作用としては、アナフィラキシーショック、アナフィラキシー反応、顎骨壊死・顎骨骨髄炎、大腿骨転子、近位大腿骨骨幹部の非定型骨折が報告されています。

▼ボナロンとの違い

骨粗鬆症の適応を有するビスホスホネート製剤の注射製剤としては、「ボナロン(アレンドロン酸ナトリウム)」が1番目、「ボンビバ」は2番目の製剤です(2012年1月承認)。
「ボナロン」の注射剤は、4週に1回の“点滴静注”薬です。一方、「ボンビバ」は1ヵ月に1回の“静脈内ボーラス投与(大きい注射器で大量に投与)”となっています。投与が短時間で終わるので、患者のQOL向上が期待できます。

▼その他の骨粗鬆症治療薬

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、春夏秋冬の季節の移り変わりを愉しむ人々。四季を1枚の写真にしたところが素敵ですね。骨粗鬆症は女性の患者が多いので、女性高齢者だけが登場しています。ジョギングや犬の散歩、サイクリングやピクニックなど、当たり前だけれどかけがえのない日常生活を表現しています。安野光雅さんの絵本のような、見ていて飽きない面白さを感じます。

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一般名:イバンドロン酸ナトリウム水和物注
製品名:ボンビバ静注1mgシリンジ
骨粗鬆症治療剤(ビスホスホネート)
大正富山医薬品
中外製薬

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