テルモ/北里柴三郎と福沢諭吉

キャッチコピー
「人に報いる 恩に報いる」

テルモの企業広告です。
広告のビジュアルは、テルモ発起人の一人である北里柴三郎と福沢諭吉。“医療の挑戦者たち”というテーマで、テルモが長年続けているシリーズ広告です。銅版画風のイラストとともに、毎回読み物として面白い広告となっています。読み物風の広告は、ポスターなどと違って雑誌向きかもしれません。

こうした企業広告は、社会貢献活動、文化活動などを外へPRしていくことによって社会的信用を高めるという効果があります。いわゆるブランディングの一環です。たとえば、人が同じような製品を選ぶ場合、「環境に配慮している」とか「社会奉仕活動をしている」といった企業の背景が無意識にイメージされてきます。

企業のイメージアップを図ることで、結果として、自社製品の売上拡大に寄与することを狙っているのです。企業広告の効果は、製品の売上だけではありません。例えば、優秀な人材の確保や従業員の意識にも充分な効果を発揮することになります。

いままでは、製品広告と企業広告は完全に分離して存在していましたが、最近では、製品広告と企業広告を一体としてとらえる発想が強まっています。たとえば、“C型肝炎”“疼痛”などの領域ごとで、企業広告を打ってくるケースです。これらは、企業広告を一歩推し進めて、製品の売上に繋げることを想定しているのだと思います。製薬企業も商売ですから、やはりいろいろなことを考えて、仕掛けを練っているのです。


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