ファイザー/エスタブリッシュが日本の医療を変える

エスタブリッシュ医薬品が日本の医療を変える

エスタブリッシュ医薬品とジェネリック医薬品の違い

「エスタブリッシュ医薬品」という言葉は、ファイザー社がブランディングとして作り出した造語です。ジェネリックを含めた長期収載品のことを指します。ちなみにEstablishとは、設立する、創立する、成立させる、打ち立てる、といった意味の言葉です。ファイザーのホームページでは、エスタブリッシュ医薬品を以下のように解説しています。

エスタブリッシュ医薬品とは、「大切に、長く使われていく標準的な治療薬」です。長期の臨床使用経験に基づき効果と安全性の評価が確立されており、今後も長く使われていく標準的な治療薬です。特許期間が満了した「長期収載品」と「後発医薬品」が含まれ、標準治療に必須の医薬品として重要な役割を担っています。

要約すると、医薬品というのは、長く使われれば使われるほど、有効性や安全性についてのデータが蓄積されて、安心感・信頼感に繋がっていく、ということを訴えています。ファイザーは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)対策として、自社の長期収載品とジェネリックのことを「エスタブリッシュ医薬品」と呼んで、主力製品の“ブランド化”を打ち立てているわけです。

日本の後発医薬品のシェアはまだ低い状態ですが、政府が「平成32年度末までにシェア80%以上」という目標を掲げている以上、ジェネリックに対する優遇措置や促進のための施策は、今後もまだまだ続くものと考えられます。

ジェネリックのブランド化“エスタブリッシュ”

ファイザーは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)対策として、自社の長期収載品とジェネリックのことを「エスタブリッシュ医薬品」と呼んで、主力製品の“ブランド化”を打ち立てているわけです(他社も「アドバンスジェネリック」や「プレミアムジェネリック」などと呼んで追従しています)。

最終的に同じ成分の薬が(添加物の違いなど、厳密に言うと全く同じではありませんが)横並びになった時点で、どこで争うかというと、それは【ブランド力】になってくると思います。つまり、何らかの「付加価値」です。機能や性能が同じなら、多くの人はブランド力のあるメーカーの製品を欲しいと思うでしょう。そうした観点から生まれたのが、「エスタブリッシュ医薬品」なのです。非常に巧い戦略だなあ、と感心します。

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