ダイアート/長時間作用型の利尿薬

ループの選択 決め手は生命予後

▼ダイアートとは?

「ダイアート」とは、むくみ(浮腫)を改善する強力な利尿薬です。心不全など、様々な疾患による浮腫の治療に使用されています。ループ利尿薬という名前の由来は、尿細管がループ状に曲がっているヘンレ係蹄上行脚髄質部に作用することから付けられました。「ダイアート」の有効成分アゾセミドは、もっとも作用の強い利尿薬です。

【生命予後】とは、病気・手術などの経過において、生命が維持できるかどうかについての予測のことです。命に別状はないけれど、後遺症が残るような場合には「生命予後は良好、機能予後は不良」のように表現されます。長時間作用型の「ダイアート」は、短時間作用型の利尿剤に比べて、慢性期の心不全患者対する死亡率や再入院率が低いことが特徴なので、“生命予後”という点をアピールしています。

▼ダイアートの副作用

お年寄りや他の降圧薬を併用している人は、作用が効き過ぎることがあります。深刻な脱水症状に陥ったり、血圧が下がりすぎて、目まいが起こったりします。その他に、身体がだるい、身体に力が入らない、のどが渇くといった副作用が報告されています。重篤な副作用はほとんどありませんが、普段と違う兆候があったら、速やかに医師に相談した方が良いでしょう。

▼ラシックスとの違い

「ダイアート(アゾセミド)」は長時間作用型で、「ラシックス(フロセミド)」は短時間作用型という特徴があります。長時間型「ダイアート」をどのような患者に使うのかというと、心臓、肝臓、腎臓のうちのどこかが弱っている場合に使用されます。短時間型の「ラシックス」は「ダイアート」にはない高血圧の適応症があるので、血圧が高い患者に使うループ利尿薬は自動的に「ラシックス」となります。

「ラシックス」は適応症が多いこともあり、頻繁に処方されています。利尿の反応を調べるために、とりあえず短時間型の「ラシックス」を使うというケースが多いようです。一方、長時間作用型の「ダイアート」は、慢性期の患者に対して活躍します。

「ダイアート」と「ラシックス」を比較した大規模試験(慢性心不全患者:320例)で、長時間型の「ダイアート」の方が死亡率や再入院率が低いことを証明したのです。「ラシックス」で効果が出ない場合、「ダイアート」と併用して使う場合もあるとのことです。

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、亀が紙飛行機に乗って未来へ飛んでいるというイラストです。ちょっと何を言っているか分からないと思いますが、ありのまま見たことを話すぜ!(ポルナレフ風)。いろいろと要素が満載で、よく分からない広告になっていますが、長時間作用型なので亀なのですね。


一般名:アゾセミド
製品名:ダイアート錠30mg,60mg
持続型ループ利尿剤
三和化学研究所

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