イフェクサー/3番目のSNRI

12月1日―いよいよ。

▼イフェクサーとは?

「イフェクサー」は、憂鬱な気分を和らげるうつ病の治療薬です。セロトニンとノルアドレナリンだけに作用し、他の受容体にはほとんど影響がないので、従来の抗うつ薬にみられる副作用(不快感など)が少ないのが特徴です。

「イフェクサー」は、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)と呼ばれる種類の抗うつ薬です。日本では2015年に発売されましたが、欧米では20年以上の実績がある抗うつ薬として、広く処方されている薬です。

海外で90年代から処方されていた「イフェクサー」が、日本では21世紀になってからの発売となった理由は、日本人の臨床試験の結果があまり良くなかったからです(一旦、発売が中止されています)。つまり、欧米人には効果的でも日本人(アジア人)には効きにくいかもしれない、ということも考えられます。今後「イフェクサー」は、臨床現場で実績を積み重ねて、その能力を証明していくことになります。

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)には、ノルアドレナリンを増やすという特徴があるため、特に“意欲低下”や“気力低下”といった症状の改善に期待が持てると言われています。

「イフェクサー」は、SNRI製剤として「サインバルタ」「トレドミン」に次ぐ、日本で三番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤となります。選択肢がもうひとつ増えることは、“意欲低下”や“気力低下”で苦しむうつ病患者にとって意義のあることだと言えます。

イフェクサーXR75mg個人輸入イフェクサーXR150mg
イフェクサーXR75mg イフェクサーXR150mg

▼その他の抗うつ薬




▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、贈物をいよいよ開ける、というイメージ。「投薬期間制限解除」のお報せ広告です。登場感、期待感のある広告に仕上がっています。リボンがイフェクサーのシンボルマークと同じイメージなのが上手いですね。イフェクサーのマークは「∞」のようなシンボルで、作用機序である「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害」を表していると思われます。



一般名:ベンラファキシン塩酸塩
製品名:イフェクサーSRカプセル37.5mg、75mg
神経系用剤/抗うつ剤/セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)
ファイザー

関連記事

カテゴリー

ピックアップ

  1. パルモディア/フィブラート系で20年振りの新薬

  2. 2型糖尿病治療のアンメットメディカルニーズ

  3. テルモ/チャールズ・ドッター

  4. オルメテック/10周年

スポンサードリンク

コラム

  1. オブリーン/幻の肥満症治療薬

    ▼オブリーンとは「オブリーン(セチリスタット)」は、リパーゼ阻害剤と呼ばれる肥満症治療剤です(未...

人気の記事

  1. 私が私に選ぶなら▼エリキュースとは?「エリキュース」は、「リクシアナ」、「イグザレルト」...
  2. 「ネキシウムという選択」▼ネキシウムとは?「ネキシウム」は逆流性食道炎の治療として、代表的...
スポンサードリンク