ベタニス/β3刺激による過活動膀胱治療薬

過活動膀胱治療の新たな選択肢

2012年10月1日より投薬期間制限が解除されました。

▼ベタニスとは?

「ベタニス」は、選択的β3アドレナリン受容体作動薬と呼ばれる種類の過活動膀胱(OAB)治療剤です。一般的に用いられている抗コリン薬とは作用機序が異なる、日本で開発された世界初となるβ3刺激による過活動膀胱治療薬です。

「ベタニス」は抗コリン薬と同等、あるいはそれ以上の効果が期待出来ることが判っています。また、抗コリン薬で良くみられる“口渇”や“便秘”、“尿が出にくい”といった副作用が少ないのが特徴です。抗コリン薬の副作用で困っている場合の新たな選択肢として期待されています。

▼過活動膀胱とは?

過活動膀胱は、膀胱が過敏になり、自分の意思に反して収縮してしまう病気です。ただ尿が出やすくなるだけでなく、突然、我慢できないほどつらい尿意を感じます。人によっては、強い尿意を感じた直後に、尿漏れを起こしてしまう場合もあります。四六時中尿意を感じ、頻尿や夜間頻尿を伴うことが多いという、生活の質を低下させる泌尿器領域の代表的な疾患です。

過活動膀胱の患者は、810万人いると推定されています。特に中年女性に多い疾患で、50歳以上の女性では、8人に1人が過活動膀胱である、と言われています。

▼ベタニスの特徴

「ベタニス」は、既存薬とは異なり、膀胱のβ3アドレナリン受容体へ選択的に作用し、膀胱弛緩作用を示す薬剤です。

膀胱をゆるめて、膀胱の容積を大きくして、多くの尿が溜められるようにします。尿意切迫感をはじめ、尿の回数が極端に多い頻尿、夜間頻尿、急激な尿意のあとの尿漏れなどの治療に用います。

蓄尿機能は高めますが、抗コリン作用がないので副作用が少なく、排尿機能にも悪影響を及ぼしにくいことが特徴です。臨床試験では、優れた有効性と安全性が、長期投与でも確認されています。

▼ベタニスの副作用

「ベタニス」の主な副作用は便秘や口渇ですが、従来薬の抗コリン薬よりも頻度は低いです。まれに、著しい高血圧が報告されているため、定期的に血圧測定をおこなう必要があります。心臓に障害のある患者や緑内障の治療を受けている人は、症状の悪化に注意が必要です。

重い副作用 尿閉(尿が出にくい)、著しい血圧上昇
その他 便秘、腹痛、口内乾燥、血圧上昇、高血圧、動悸、頻脈、不整脈

▼その他の過活動膀胱治療薬




▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、主なターゲットである中年女性と扉。医師が新しい扉(選択肢)を紹介しています。扉の向こうには虹がかかっており、尿=雨のあとの寛解した様子を表現しています。


一般名:ミラベグロン
製品名:ベタニス錠25mg,50mg
泌尿器・生殖器用剤/選択的β3アドレナリン受容体作動性過活動膀胱治療剤
アステラス製薬

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