エリキュース/脳卒中や静脈血栓塞栓症の治療に

想いをつなぐ、1ピース

▼エリキュースとは?

「エリキュース」は、「リクシアナ」、「イグザレルト」に次ぐ国内3番目のFXa阻害剤です。

「エリキュース」は血液凝固阻止薬として、血液が固まるのを抑え、血管内で血が固まって起こる病気(脳卒中、血栓塞栓症)を予防します。主に、非弁膜症性心房細動患者の【虚血性脳卒中】や【全身性塞栓症】【静脈血栓塞栓症】の治療および、再発防止として使用されています。

血液凝固阻止薬は、使用すると出血しやすくなることが課題となっており、重篤な出血の場合には死亡に至るケースもあります。出血しやすいかどうかは血液検査などでも正確にはわからないため、注意が必要です。

▼エリキュースの副作用

主な副作用は、出血です。重篤な出血の場合には死亡に至るケースもあります。内訳は、頭蓋内出血(頻度不明)、消化管出血(0.6%)、眼内出血(0.3%)となっています。その他の重大な副作用としては、間質性肺疾患、肝機能障害が報告されています。

「エリキュース」などの経口抗凝固薬の服用を早期中止すると、治療完遂後の血栓発生率や治療中の出血率よりも高い頻度で血栓を生じます。しかし、これは抗凝固薬を用いない状態に戻っただけで、投与中止による反跳作用ではないとされています。このリスクを軽減させるためには、他の抗凝固薬を使用するしかありません。

▼その他の血液凝固阻止剤

FXa阻害剤としては、他にも「イグザレルト」「リクシアナ」などが出ています。同じ血液凝固阻止剤の「プラザキサ」とは作用機序が異なります。なお、「プラザキサ」「エリキュース」は1日2回の服用で、「イグザレルト」「リクシアナ」が1日1回の服用です。



▼DOAC4剤、新薬創出加算で明暗(追記:2018年3月)

経口抗凝固薬(DOAC)市場で、しのぎを削っている「リクシアナ」「プラザキサ」「イグザレルト」「エリキュース」ですが、「イグザレルト」と「エリキュース」が、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象から外れることになりました。つまり、DOAC市場の売上トップ2製品が加算の対象外になったということです。

今回の見直しによって、「リクシアナ」と「プラザキサ」は、ジェネリック参入や収載後15年経過で資格を失わない限り、改定の都度、加算を受け続けることになります。一方、「イグザレルト」と「エリキュース」は、希少疾病の効能追加や有用性など、新たに条件を満たさない限り、加算を受けることが出来なくなりました。

DOACの売上トップ2が加算の対象外に

▼キードクター

清水 渉 先生(日本医科大学大学院医学研究室 循環器内科学分野 教授)
萩原 誠久先生(東京女子医科大学医学部 循環器内科学 教授)
金本 将司先生(山口県立総合医療センター 循環器内科 部長)
牧山 武 先生(京都大学医学部附属病院 循環器内科 助教授)
朝倉 英策先生(金沢大学附属病院 病院臨床 教授)

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、医師と対面している中年男性患者。リニューアルして写真が差し替わり、若々しくなりました。日常の風景を切り取った、優しい雰囲気の広告に仕上がっています。当たり前の日常が一番かけがえのないものなのだ、ということを改めて考えさせられます。

「エリキュース」は、心房細動(非弁膜症性)患者の脳梗塞や全身性塞栓症の予防薬として推奨されているので、今回からパズルのアイディアが取り入れられました。「エリキュース」が脳や弁膜や脚の静脈をつなぐ役割を表現しています。


一般名:アピキサバン
製品名:エリキュース錠2.5mg,5mg
血液凝固阻止剤/Fxa阻害薬/経口FXa阻害剤
ファイザー
ブリストル・マイヤーズ

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