コレステロールに要注意

コレステロールに要注意

〜アストラゼネカ、シオノギ製薬の取り組み〜 心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化を背景とする病気により、日本人の約4人に1人が亡くなっています。しかし、動脈効果は自覚症状のないまま進行するため、治療を受ける機会がないまま亡くなる方も少なくありません。

動脈硬化の危険性と、予防のためのコレステロール管理の重要性を広く知っていただき、必要な患者さんに適切な治療を受けていただきたい。そんな思いでアストラゼネカとシオノギ製薬は、コレステロール管理による動脈硬化症疾患発症抑制のための啓発活動を行っています

画像は「動脈硬化症」の疾患啓発広告です。一見、製品の広告には見えませんが、高脂血症治療薬の「クレストール」へと展開する広告です。医薬品業界では、このような啓発広告を打つことが多いです。

疾患自体の認知度を上げながら需要の掘り起こしを経て、結果的に自分たちの薬を売っていこう、というプロモーションです。製薬会社は、病気の種類が増えるほどマーケットが拡大しますので、病気を新たに“発見”することは金脈を掘り当てるようなものです。

自社の薬の広告ではなく、“疾患の啓発”という客観的な内容だと、ニュースとしてメディアに取り上げられたり、信頼感が上がります。また、純粋な医薬品の製品広告では、キャッチコピーや表現方法に制限(薬事法やプロモーションコード)があるのですが、あくまでも“疾患啓発”なので(製品名を出していないので)自由に出来るわけです。この広告の仕組みを最初に考えた人は、本当に頭が良いなあと感心します。TVなどのメディアで直接消費者に医療用医薬品の宣伝を出来るのは、世界中で米国とニュージランドだけです。アメリカではお菓子でも売るみたいに医療用医薬品のコマーシャルを流しているので、日本人からすると驚きです。

▼疾患啓発広告とは?

疾患啓発広告は、一般ユーザーの“口コミ”も期待されています。いわゆる“バズ(buzz)”です。バズとは蜂がブーンと唸るようなざわついた状態のことから名付けられました。それまで、処方箋医薬品広告のターゲットは医師や薬剤師に限られていたわけですが、製薬会社も“一般ユーザーを含めたマーケティングの重要性”にようやく気づき始めました。インターネット全盛の世の中では、企業のサイトが一般ユーザーのblogなどに検索順位が負けることがあるからです。このような口コミを利用した戦略を【バイラル・マーケティング】と呼びます。医療用医薬品業界も、単なる販売志向からマーケティング志向へと転換しつつあるのかもしれません。

※バイラル・マーケティング:製品やサービスを最終消費者に口コミで宣伝してもらい、需要を拡大するマーケティング戦略。“バイラル”とは“感染”という意味から名付けられました。

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