フェキソフェナジン/アレグラのジェネリック

▼フェキソフェナジンとは?

「フェキソフェナジン」は、アレルギー性鼻炎による“くしゃみ”“鼻水”の症状を改善する薬で、「アレグラ」の後発品(ジェネリック)です。抗ヒスタミン作用のあるフェキソフェナジン(アレグラ)が血管を収縮させることで、鼻の粘膜でくしゃみ・鼻水をブロックします。

「フェキソフェナジン」は非鎮静性の薬で、脂溶性が低く脳に入りにくいため、眠くなりにくいのが特徴です。実際に自動車運転試験やパソコン入力試験などによって、眠気の副作用が検証されました。その結果、服用後の車の運転禁止や機械の運転禁止といった、眠気に関する制限事項を持たないアレルギー薬となりました。


アレグラ

アレグラ30mg
アレグラ30mg(アレグラFXジュニア・小児用)10錠
アレグラジェネリック180mg

▼アレルギー性鼻炎は、患者によって多種多様

アレルギー性鼻炎の治療は、患者のタイプや状態によって様々です。医師に自分に合った薬を選んでもらうことが大切です。アレルギー性鼻炎の症状は、花粉などの量によっても変動しますので、季節によって薬を切り替えることもあります。症状が軽くなったり、重くなったりした場合は、医師または薬剤師に相談しましょう。


アレグラ

▼フェキソフェナジンの副作用

従来品の抗ヒスタミン薬と比較すると、眠気の副作用は改善されています。主な副作用として、頭痛、眠気、吐き気などが報告されています。深刻な副作用はほとんどありませんが、服用が長期になるときは、定期的な肝機能検査が推奨されています。

▼アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の比較

アレルギー性疾患に対する治療薬には作用機序の異なる多くの製剤が出ていますが、抗ヒスタミン薬の選択でポイントとなるのは、【作用時間】(1日1回投与か1日2回か)と【インペアード・パフォーマンス】(非鎮静性かどうか)という点です。近年は、眠気などの中枢神経抑制作用を軽減した【非鎮静性】で長時間作用型である第2世代抗ヒスタミンH1受容体拮抗薬の使用頻度が高くなっています。

非鎮静性 脳内受容体占拠率:10%以下
軽度鎮静性 脳内受容体占拠率:10〜50%
鎮静性 脳内受容体占拠率:50%以上

※インペアード・パフォーマンス:抗ヒスタミン薬の副作用で、集中力や判断力、作業能率が低下すること。10%以下であれば【非鎮静性】に属し、インペアード・パフォーマンスは起こりにくい。

アレロック 眠気高い、効果強い、比較的速く効く、1日2回、軽度鎮静性
ジルテック 眠気やや高い、効果やや強い、1日1回、アルコール注意、軽度鎮静性
タリオン 眠気やや低い、効果やや弱い、1日2回、非鎮静性
デザレックス 眠気低い、効果弱い、1日1回食事に関係なく服用可、非鎮静性
クラリチン 眠気低い(パイロットも服用可)、効果弱い、1日1回、薬価安い、非鎮静性
アレグラ(フェキソフェナジン) 眠気低い(運転OK)、効果弱い、1日2回、非鎮静性

※効き目や副作用には個人差があります。




▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、林の中で深呼吸をする親子(父と息子)。両手を広げたふたりの姿が、杉の木(スギ花粉)に見立てられています。

一般名:フェキソフェナジン塩酸塩
製品名:フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg,60mg
抗ヒスタミン薬/アレルギー性疾患治療剤
テバ製薬

関連記事

カテゴリー

スポンサードリンク