カロナール/世界が認めた鎮痛薬

▼カロナールとは?

「カロナール」は、古くから存在する穏やかな効果の解熱鎮痛薬です。皮膚の血管を広げて熱を放散させる作用のほか、脳が痛みの信号をキャッチするのを弱める効果があります。対症療法薬ですので、痛みの原因本体を治す薬ではありません。

カロナールの成分“アセトアミノフェン”は、古い昔から原末(粉薬)として使われていました。しかし、独特の苦味や飲みにくさ、保管時の扱いにくさなどの問題があり、1996年に錠剤へ改良された「カロナール」が発売されました。このため、「カロナール」は保険適用上、先発品ではなく後発品という位置づけとなっています(先発品は発売終了)。

▼カロナールの特徴

【安い】【安全】【変形性関節症にも】

「カロナール」は安全性に実績があり、安価で安心して使える解熱鎮痛薬です。効果はゆるやかですが副作用が少なく、長期的に使用しなければならないケースでも、比較的安全な薬です。“NSAIDs”と呼ばれる一般的な鎮痛薬(非ステロイド抗炎症薬)とは作用機序が異なります。「カロナール」は、世界保健機関(WHO)が定める3段階疼痛治療法の第1段階に位置づけられ、海外では各種疼痛の基本薬として広く処方されています。日本では、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)以上に広く用いられている鎮痛薬です。

「カロナール」は、炎症系の重症度の痛みには不向きですが、軽度〜中等度のあらゆる痛みに適用可能です。日本では風邪やインフルエンザなどの解熱剤として処方されることが一般的です。

2010年に“変形性関節症”の効能が追加され、成人の鎮痛領域に1回300〜1000mg、1日4000mgまで投与可能(用量拡大)となりました。薬の用量を増やすことで鎮痛効果の増加が見込めるとされ、今後は、整形外科領域などでも鎮痛薬として使用されることが期待されています。

▼ロキソニンとカロナールの違い

「カロナール」も「ロキソニン」もどちらも古くから使われている代表的な解熱鎮痛剤です。「カロナール」と「ロキソニン」は効果を発揮する作用機序(メカニズム)が異なり、同じような解熱・鎮痛効果が得られますが、副作用には少し違いがあります。

また「ロキソニン」は、子供には使用されず、15歳未満の服用は認められていません。一方、「カロナール」は幼児や小児に対しても処方されます。体重1kgあたり1回10〜15mg、1日総量60mg/kgを限度とし、成人の量を超えないことと決められています。ただし、“低出生体重児、新生児及び3ヵ月未満の乳児”に対する安全性は確立していません。

ロキソニン 非ステロイド性抗炎症薬 痛みを引き起こす物質(プロスタグランジン)を抑制 小児へ投与不可 胃腸が弱い人は注意
カロナール 非ピリン系解熱鎮痛薬 脳の中枢神経や体温調節中枢に作用 小児へ投与可能 副作用が比較的少ない

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、月面の足跡のような刻印。500mg錠を前面に押し出したビジュアルです。いままでの200mgと300㎎のラインナップでは対応が難しかった高用量のための規格です。

変形性関節症などで、一度に1,000㎎を服用する場合、200㎎×5錠または300㎎×2錠+200㎎×2錠を飲まなくてはいけなかったのですが、500mg錠の登場で1回2錠で済むことになりました(ただし錠剤は大きいです)。

ビジュアルのイメージは、1969年人類初の月面到着でしょうか。アームストロング船長の名科白「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ」という言葉を連想させます。

一般名:アセトアミノフェン
製品名:カロナール錠500
解熱鎮痛消炎剤/アニリン系/非ピリン系解熱・鎮痛剤
昭和薬品化工

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