ヘルスケアにおける進化は「道」なき「未知」なのでしょうか?
私たちは知っています。そのみちすじを
ヴィアトリスは、革新的な製品ソリューションと最先端の製造、供給、流通でヘルスケアに変革を起こし、患者さんが高品質で信頼性の高い医薬品にアクセスできるように貢献します。世界中の誰もが健康で生きられるように貢献することが私たちの使命です。
▼ヴィアトリス(VIATRIS)とは?
ヴィアトリス(VIATRIS)製薬は、米国マイラン社と米国ファイザー社の事業部門であったアップジョンとの統合により誕生した新しいタイプのヘルスケア企業です(2020年11月発表)。長期収載品やジェネリック医薬品、バイオシミラー、OTC医薬品など幅広い製品を取り扱っています。
ヴィアトリス製薬は、165を超える国と地域で事業を展開しており、従業員数は全世界で約4万5000人。10億ドル(約1041億円)のシナジー効果が生み出せると期待されています(ヴィアトリスの株式は、ファイザーが57%、マイランが43%を保有)。今回の統合新会社の設立によって、売上高で世界最大手のテバを超える見通しです。
ファイザーには特許切れ医薬品や後発品事業を本社から切り離して、新薬やワクチン開発(革新的医薬品事業)にリソースを集中させたいという狙いがあります。
日本では、ファイザーの取り扱い製品である「セララ」「ノルバスク」「リピトール」など主要品の情報提供活動を引き継ぎます。ただし、当面の間はファイザーがヴィアトリス製薬の製品の製造販売承認を保有し、流通を担うとのことです。
▼マイランとは?
マイラン(Mylan)は、米国のペンシルベニア州に本社がある製薬会社です。主な事業分野は後発医薬品(ジェネリック医薬品)であり、2007年にはドイツの医薬メーカー、メルク(Merck)からジェネリック医薬品部門を買収して事業を拡大しています。2008年に日本法人として、マイラン製薬株式会社が設立されました。
▼広告のキービジュアル
広告のビジュアルは、田んぼの畦道。ビジュアル重視というよりは、キャッチコピーありきの広告です。“誰もが健康に生きられるように”道しるべになる、という意味が込められています。
【道】というビジュアルは、使い古されたアイディアですが、それでも王道らしい説得力があります。平易なビジュアルで流して見られる危険はありますが、その分キャッチコピーに凝って新鮮さを出しています(視線の誘導も使って、なんとか目に止めてもらおうという工夫が伺えます)。
“道”と“未知”という掛詞が印象的です。ここが印象的であるがゆえに、ヴィアトリス製薬が訴えたいポイントまでしっかりと読まれ、広告の効果がある程度期待できるといえます。このコピーの面白さがなければ、誰にも読まれず、忘れ去られていくだけの企業広告で終わってしまいます。
VIATRIS/ヴィアトリス製薬
誰もがより健康に生きられるよう貢献します