糖尿病領域/企業広告

昨日とは違う明日の糖尿病治療のために私たちは、日々努力してまいります

「大正富山医薬品」と「ノバルティスファーマ」の糖尿病領域の企業広告です。企業広告の体裁を取っていますが、自社の糖尿病治療薬「ルセフィ」のイメージを意識させた内容になっています。広告のキービジュアルは、雪山登山を愉しむ男性。足元には角砂糖に見立てた四角い氷が転がっています。ちなみに糖尿病治療薬の広告では、使い勝手が良いのか角砂糖が頻繁に登場します。

▼企業広告のメリット

企業広告は、企業のイメージアップを図ることで、結果として、自社製品の売上拡大に寄与することを狙っていますが、メリットはそれだけではありません。企業広告の効果は、例えば「あの会社だったら、働いてもいいな」といった優秀な人材の確保や「世間から立派な会社だと思われているし、自分も見合うように頑張らなくちゃ」といった従業員の意識にも充分な効果を発揮すると言われています。

いままでは、製品広告と企業広告は完全に分離して存在していましたが、最近では、製品広告と企業広告を一体としてとらえる発想が強まっています。医薬広告で言うと“C型肝炎”“疼痛”などの領域ごとで、企業広告を打ってくるケースです。これらは、企業広告を一歩推し進めて、製品の売上に繋げることを想定しています。製薬企業も商売ですから、やはりいろいろなことを考えて、仕掛けを練っているのです。

▼糖尿病とは?

糖尿病には1型と2型が存在します。1型糖尿病は、膵臓に存在するβ細胞と呼ばれるインスリンを分泌する組織が、主に自己免疫によって壊れてしまっている状態の病気です。インスリンが分泌できないため、血糖が高くなってしまいます。1型糖尿病の患者には、基本的にインスリン注射を打って、治療します。
一方で2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)は、生活習慣や肥満などによってインスリンの効きが悪くこなることで発症する病気です。「ルセフィ」は、2型糖尿病に対して使用する選択的SGLT2阻害剤です。

2型糖尿病治療では、薬を使う前にまずは食事の改善や運動療法が試されます。そして、食事療法や運動療法を行っても血糖値の改善が見られない場合に、「ルセフィ」のような薬を併用して、血糖をコントロールします。糖尿病は食事療法、運動療法、薬事療法の3つが基本ですが、ひとつでも手を抜くと血糖値が悪くなってしまいます。日々の血糖値を適切に保つことは、将来起こるかもしれないさまざまな合併症の予防につながります。

▼ルセフィとは?

糖尿病治療薬「ルセフィ」は血糖を下げる薬で、スルホニルウレア系など従来のインスリン分泌促進薬とは作用機序が異なります。「ルセフィ」は、SGLT2阻害作用によって、腎臓での糖再吸収を抑制するのが特徴です。血糖コントロールが改善され、HbA1cの低下につながります。インスリンとは関係なく作用しますので、効きすぎによる低血糖を起こしにくいと考えられています。単独では弱いので、他の糖尿病治療薬と併用することがあります。


一般名:ルセオグリフロジン
製品名:ルセフィ錠2.5mg,5mg
糖尿病用剤/選択的SGLT2阻害剤
大正富山医薬品
ノバルティスファーマ

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