スピリーバ/新しい日々が走り出す

新しい日々が走り出す。

▼広告のビジュアルについて

新しいスニーカーの広告かな? と思いますが、気管支拡張剤「スピリーバ」のティザー広告です。承認前ということで、まだ製品名は出ていません。映画でいうところの“予告編”ですね。
広告のビジュアルは、都会の海辺をこれからジョギングしようとする女性の足元です。イラストのような雰囲気を持ったキレイな写真です。

「スピリーバ」は、気管支を広げる気管支拡張剤です。喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に使用します。対症療法薬なので、病気そのものは完治出来ません。しかし、症状の悪化によって起こる悪循環を断ち、慢性閉塞性肺疾患(COPD)については、病の進行を遅らせる効果が期待できます。

▼医薬品の広告計画

通常、医薬広告の世界では【ティザー広告(製品名なし】」→【発売準備中(薬価未収載)】→【新発売(薬価収載)】→【投薬期間制限解除】→【記事広告など】→【1周年】→【規格追加、適応追加など】→…という流れが一般的です。なぜかというと、広告計画を立案するのには年間の総予算があり、新製品の上市の場合は、出稿時期など一年間の流れがあらかじめ決まっているからです。

効果的な広告効果を得るためには、媒体(専門誌や学会誌、webやダイレクトメールなど)のメディアミックスを考慮しながら、出稿時期や露出度、コストを調整していきます。

▼慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは?

慢性閉塞性肺疾患:COPDとは呼吸障害の総称で、気管支や肺胞に異変が生じ、気道の流れが悪くなる病気です。症状としては、咳や痰が多くなり、息切れしやすいなど、動いた時の呼吸困難が特徴です。具体的には、肺気腫と慢性気管支炎を指します。当初は喘息もCOPDに含まれていましたが、疾患の性質上区別されました。

▼COPD治療薬市場の動向

COPDの適応がある吸入型の気管支拡張剤は、「スピリーバ」「オンブレス」「ウルティブロ」「シーブリ」などがありますが、処方数では外用剤の気管支拡張薬「ホクナリンテープ」(ツロブテロール)がトップです(2014年度)。1日1回貼るだけで済む手軽さと、小児の気管支炎にも使えるというメリットで処方が増えています。





吸入型だけで見ると、ベーリンガーインゲルハイムの抗コリン薬「スピリーバ」処方金額が約184億円と圧倒的です。ノバルティスファーマの「オンブレス」が約23億円、「ウルティブロ」が約19億円、「シーブリ」が約10億円となっており、ノバルティスの主要3品目の金額を合わせても「スピリーバ」にかないません(2014年度)。



一般名:チオトロピウム臭化物
製品名:スピリーバ吸入用カプセル18μg、スピリーバ1.25μg
気管支拡張剤・他/抗コリン薬/長時間作用型吸入気管支拡張剤
ベーリンガーインゲルハイム

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