メトグルコ

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「メトグルコだから、できること。」

「メトグルコ」は、1961年から発売されている糖尿病治療薬です。「メルビン」という品名で発売されていましたが、2010年からメトグルコに名前が変わりました。インスリンに頼ることなく血糖を下げる「ビグアナイド(BG)剤」です。維持量750〜1500mg/日、最高投与量2250mg/日が認められた国内で唯一のメトホルミン製剤です。2型糖尿病に薬を使う場合、まずメトホルミンを検討し、それがダメなら他の薬で代用する、というのが欧米のスタンダードとなっていますが、日本では新しいタイプのDPP-4阻害剤が注目されており、いまいち普及していません。

そもそも、良い2型糖尿病治療薬とは何でしょうか。血糖値を下げること? 血糖値を下げることは手段であって、最終的な目的ではありません。最終的な目的は、合併症のリスクを下げることです。糖尿病が原因で、末梢血管に障害が起こって足を切断することになったり、失明したりすることもあります(私の父親は糖尿病が原因で、足の小指と左目の視力を失いました・・・)。

更に、血液中で過剰になった糖分が血管にダメージを与えるせいで、動脈硬化が起こりやすくなります。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳卒中など、命を落とすリスクが高くなります。これらの病気は何としても避ける必要があるのです。つまり、糖尿病治療薬の最終目標は【QOLの維持と死亡率を減らす】ことなのだと云えます。

「メトグルコ」(メトホルミン)は2型糖尿病の治療薬の中でも50年以上の歴史を持つ古い薬です。従って、安全性・有効性のデータが豊富に存在します。臨床研究の結果では、2型糖尿病に最も効果の高い薬はメトホルミンである、と言われています。日本で普及していない理由のひとつとして、副作用の“乳酸アシドーシス”が指摘されていますが、死亡率は10万人で年0.3人とかなり低いです。

日本でDPP-4阻害剤が実質的な第一選択薬となる一方で、欧米ではSGLT2阻害剤の評価が高まっており、将来ガイドラインでメトホルミンが第一選択薬の座を明け渡す日も遠くないのかもしれません。

広告のビジュアルは、こちらを見つめながら歩く中年男性。歩く姿は糖尿病治療の基本である「適度な運動」を表しているように思えます。バックの階段には「500」「750」「1500」「2250」といった数字が刻まれています。数字の意味は、メトグルコの維持量【750〜1500mg/日】と最高投与量【2250mg/日】です。

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製品名:メトグルコ錠250mg、500mg
一般名:メトホルミン塩酸塩
ビグアナイド系経口血糖降下剤
大日本住友製薬

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