ニューモバックス/23価肺炎球菌ワクチン、23周年

平成23年 おかげさまで23周年
23価肺炎球菌ワクチンは、日本で23周年を迎えることができました。

▼ニューモバックスとは?

「ニューモバックスNP」は、肺炎球菌ワクチンです。23種類の肺炎球菌血清型に由来する莢膜抗原を利用した多糖体ワクチンです。【23価肺炎球菌ワクチン】とは、菌の血清型“23種類”に効果があるという意味です。

肺炎は、高齢化社会の日本において死因の第3位です。普段の暮らしの中で感染する肺炎の原因菌は、肺炎球菌がもっとも多いと言われています。肺炎球菌ワクチンを接種することは、肺炎の予防に非常に効果的と云えます。

ちなみに、乳幼児には、プレベナー(子供用肺炎球菌ワクチン)が利用可能です。ニューモバックスとプレベナーは同じ肺炎球菌のワクチンですが、そのワクチンの種類が異なっています。

シニアをメインターゲットにしているのは「ニューモバックス」で、「プレベナー」のターゲットは、乳幼児だったのですが、後に【高齢者における肺炎球菌感染症の予防】ということで効能・効果が追加になっています。ちなみに高齢者の場合、プレベナーは薬価基準:適用外です。費用が大幅にアップする場合もあるので、注意が必要です。助成金(公費)補助の対象であるか、きちんと確認してから接種に臨みましょう。

予防効果が高まるということで、ACIP(米国予防接種諮問委員会)は「ニューモバックス」と「プレベナー」の併用を推奨しています。併用方法はプレベナーを先に接種し、1年(12ヵ月)の期間を空けてから、ニューモバックスを接種するという方法です。

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、【23】という数字です。平成23年で、23周年。そして、製品が23価肺炎球菌ワクチンということで考えられた“語呂合わせ”の企画です。一度きりしか使えませんが、非常に覚えやすくて、効果的なプロモーションだと思います。

日本人は古来から語呂合わせが好きで、古くは“掛詞”と言って、これは平安時代の歌人紀貫之の頃から千年以上使われている手法です。

人は意味のない言葉を憶えるのが苦手です。例えば“磯野サザエ”、“野比のび太”といった漫画のキャラクター名には、覚えやすいように掛詞の技法が使われています。語呂合わせには、自然と覚える効果があり、語感が良いので人へ伝えたくなるという拡散の効果も持っています。

一般名:細菌ワクチン類
商品名:ニューモバックスNP
沈降23価肺炎球菌多糖体ワクチン
MSD

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