アサコール/より大腸に特化した潰瘍性大腸炎治療剤

Colon targeted 5-ASA
潰瘍性大腸炎患者さんのずっと笑顔に貢献したい。

▼アサコールとは?

「アサコール」は潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患における腸などの炎症を抑え、腹痛、下痢、下血などの症状を改善する治療薬です〔適応は、潰瘍性大腸炎(重症を除く)〕。

潰瘍性大腸炎とは、大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の病気で、重症の場合、厚生労働省より特定疾患に指定されています。安倍首相が罹ったことで一般的な認知度も上がりました。日本での罹患数は約16万人と言われ、完治が難しいため長年苦しんでいる患者が多いのが現状です。

炎症性腸疾患治療剤の最大の市場である米国では、シェアの約50%を「アサコール」が獲得しており、炎症性腸疾患業界で売上1位を獲得しています。世界規模で見ても、60ヵ国以上で販売されており、世界のトップシェアを獲得しています(2009年時点)。

「アサコール」は腸内で効くように特別なコーティングを施した腸溶製剤で、下部消化管(回腸末端から大腸)に到達してから有効成分のメサラジンが放出される設計となっているのが特徴です(pH依存型放出調節製剤)。特に炎症性腸疾患の下部消化管病変への効果が期待出来ます。

それまでの既存の薬剤(「ペンタサ」)は、主に小腸から大腸にかけてメサラジンが放出されるように出来ていました。それを、大腸内で放出されるように特化して、より潰瘍性大腸炎に効くように作られた薬剤が「アサコール」なのです。

▼潰瘍性大腸炎とは?

小腸や大腸の粘膜に炎症が起こったり、潰瘍などが生じるのが“炎症性腸疾患”と呼ばれる病気です。主なものに、潰瘍性大腸炎とクローン病があります。

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍が発生する原因不明の病気です。急激な腹痛や下痢・血便を伴います。国が指定している難病で、根本的な治療法は未だ確立されていません。

下痢や腹痛が心配で、思うように外出が出来なかったり、消化の良い物を食べるように食生活に気を使ったり、日常的なストレスも溜まる深刻な病です。特定疾患に認定されるには、年に一回大腸内視鏡検査を行う必要がありますが、費用もかかりますし、身体にスコープを挿入する検査自体もかなりの痛みを伴います。

▼アサコールとリアルダの違い

「アサコール」と「リアルダ」は、どちらも“メサラジン”という有効成分を含んだ薬剤で、錠剤が大腸の中で溶けるよう計算・設計された潰瘍性大腸炎の薬です。従来品の「アサコール」は1日3回ですが、後から発売された「リアルダ」は1日1回の服用で済みます。「リアルダ」には有効成分の“メサラジン”が「アサコール」の3倍(1,200mg)含まれているからです。

「アサコール」は1回6〜9錠で、「リアルダ」は1回2〜4錠なので、服用する際の負担も軽減されています(ただ「アサコール」に比べると、「リアルダ」の錠剤はかなり大きく、3倍くらいあります)。また、「リアルダ」は大腸で長時間かけて薬が溶けるので、肛門に近い直腸まで炎症をカバー出来るというのが特徴です。

それから、「リアルダ」は保存条件が「冷所保存」というのがネックです。数日は常温でも問題ないと思いますが、患者さんへ渡した後も冷蔵庫保存が基本となります。「アサコール」は“湿気を避けて保存”すれば大丈夫で、冷所保存は必要ありません。

リアルダ 1日1回 メサラジン濃度1200mg 1回:2〜4錠 肛門に近い直腸までカバー
アサコール 1日3回 メサラジン濃度400mg 1回:6〜9錠 錠剤がリアルダに比べ小さい

▼アサコールの副作用

【主な副作用】 下痢、腹痛、吐き気、腹部膨満、発熱、頭痛など
【その他の副作用】 間質性肺炎(頻度は非常に稀)、息切れ、空咳、発熱など

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、広い草原で絵を描いて愉しむカップルです。大きなキャンパスには、笑顔の大腸が描かれています。痛みから解放されたQOLを表現したビジュアルです。大腸に特化して放出されるように作られた製剤ということをアピールしています。

製品名:アサコール錠400mg
一般名:メサラジン
潰瘍性大腸炎治療剤
協和発酵キリン
ゼリア新薬

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