ビソノテープ/ゆるやかに吸収、穏やかに降圧

ゆるやかに吸収、穏やかに降圧。

▼ビソノテープとは?

「ビソノテープ」は、高血圧症の薬です。降圧剤には珍しい“テープ型”の医薬品です。経皮からゆるやかに有効成分を吸収することで、心臓を休ませて血圧を穏やかに下げる薬です。4mgと8mgの2規格があり、通常成人には8mgを1日1回、胸部か上腕部または背中に貼付します。

β1(ベータ)遮断薬とは、心臓を興奮させる交感神経のβ受容体を遮断する薬剤です。心臓の心拍数が減少して心拍出量が低下、結果的に血圧を下げることが出来ます。β遮断薬の貼付薬は、世界でも例がなく、臨床現場でどのように使われているのかよく分かりませんが、「心不全や周術期の心拍数の安定化に使えないか」という意見があるようです。今後の効能追加が期待されます。

▼ビソノテープの副作用

承認時の時点で、副作用が報告されたのは789例中29.5%で、主な副作用は以下のとおりです。

・そう痒感:56例(7.1%)
・皮膚炎:29例(3.7%)
・紅斑:17例(2.2%) ※皮膚表面が発赤する状態

重大な副作用としては、心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群が発現することがあります(頻度不明)。なお、市販直後調査(病院・診療所3,056施設)で報告された副作用は15件で、器官別では心臓障害が11件と最も多く、その主な副作用は徐脈の9件でした。

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、パラグライダーを操ってゆっくりと降下する姿を描いています。パラグライダー(パラシュート)というのは、医薬広告では古くから使い古されているアイテムですが、“テープ剤”の特徴が出ていますし、ゆるやかに下げるという作用機序を上手く説明しています。

一般名:ビソプロロール
製品名:ビソノテープ4mg,8mg
降圧剤/β遮断剤/経皮吸収型・β1遮断剤/テープ剤
アステラス製薬

関連記事

カテゴリー

ピックアップ

  1. プラザキサ/中和剤のあるDOAC

  2. トビエース/過活動膀胱治療剤

  3. ノルバスク/24時間血圧をコントロール

  4. ギリアド/C型肝炎

スポンサードリンク

コラム

  1. オブリーン/幻の肥満症治療薬

    ▼オブリーンとは「オブリーン(セチリスタット)」は、リパーゼ阻害剤と呼ばれる肥満症治療剤です(未...

人気の記事

  1. この一歩が、未来を拓く。
  2. Triple Kidney Protection〜ニューロタン腎保護のための3つの作用〜▼ニ...
スポンサードリンク