プラザキサ/心房細動の早期発見・早期治療を!

心房細動の早期発見・早期治療を!

ドイツのベーリンガーインゲルハイムと日本脳卒中協会がコラボレーションした疾患啓発記事広告です。一見分かりませんが、要は血液凝固阻止剤「プラザキサ」の広告です。

プラザキサ」は血液を固まりにくくする薬で、主として心原性脳塞栓症の予防に用います。心臓の内部で血液が固まるのを抑えることによって、心房細動が原因で起こる脳卒中や全身性塞栓症を抑制します。

▼心房細動とは?

心房細動は、不整脈の一種です。心臓は4つの部屋に分かれています。そのうちの「心房」と呼ばれる上部2つの部屋で生じた異常によって起こる不整脈です。

心房細動が起こると、どきどきしたり胸が苦しくなったり、心臓が痙攣のように不規則に震え、結果として、脈が不規則(速くなったり遅くなったり)になってしまいます。心房細動は高齢になるほど発生率が高くなり、女性よりも男性の割合が多いのが特徴です。国内では約70万人が心房細動を抱えていると推測されています。

心房細動自体が命に関わることはほとんどありませんが、心拍数が高い状態が続くと、心臓の機能が低下し、心不全を引き起こす可能性もあります。また、心房細動が起こると、心房の中の血液の流れるスピードが低下し、血液が上手く流れなくなってしまいます(血液が心房の中で固まりやすく血栓ができやすい状態になる)。

そこで形成された血栓が流れて、脳の血管に達して脳で詰まってしまうと、脳梗塞を引き起こします。ちなみに、脳梗塞の15%が心房細動による血栓が原因と言われています。

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、手塚治虫先生の代表作「ブラックジャック」。ブラックジャック先生が中山博文先生に“心房細動による脳卒中のリスク”について教えてもらう、という内容です。ブラックジャック先生に教えてもらうのかと思っていたら、逆でした。BJに、危うく法外な授業料を請求されるところでしたね。

疾患啓発広告は、一般ユーザーの“口コミ”も期待されています。いわゆる“バズ(buzz)”です。バズとは蜂がブーンと唸るようなざわついた状態のことから名付けられました。それまで、処方箋医薬品広告のターゲットは医師や薬剤師に限られていたわけですが、製薬会社も“一般ユーザーを含めたマーケティングの重要性”にようやく気づき始めました。インターネット全盛の世の中では、企業のサイトが一般ユーザーのblogなどに検索順位が負けることがあるからです。このような口コミを利用した戦略を【バイラル・マーケティング】と呼びます。医療用医薬品業界も、単なる販売志向からマーケティング志向へと転換しつつあるのかもしれません。

※バイラル・マーケティング:製品やサービスを最終消費者に口コミで宣伝してもらい、需要を拡大するマーケティング戦略。“バイラル”とは“感染”という意味から名付けられました。

キードクター
中山博文(公益社団法人 日本脳卒中協会専務理事/中山クリニック院長)
間 黒男(無所属)


一般名:ダビガトラン エテキシラート メタンスルホン酸塩
製品名:プラザキサ カプセル75mg、110mg
血液凝固阻止剤/トロンビン阻害剤/直接トロンビン阻害剤
ベーリンガーインゲルハイム

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