ベピオ/繰り返し長期使用できる新しいニキビ薬

尋常性ざ瘡治療
新たなベース薬のひとつへ

▼ベピオゲルとは?

「ベピオ」は、2015年4月に承認された保険適用のニキビ治療薬です。日本では長い間、使用が許可されていませんでしたが、海外では昔からニキビ治療薬として使用されていた薬(過酸化ベンゾイル)です。主に中等症から重症のニキビに使われます。

有効成分の過酸化ベンゾイルには、ニキビの原因となる“アクネ菌”や“ブドウ球菌”に対して抗菌作用があリます。炎症のない白・黒ニキビ、炎症を起こした赤ニキビの両方に効果のある尋常性ざ瘡治療剤です。また「ベピオ」には、古い肌の新陳代謝を促して、角層肥厚を改善する効果があります。

ニキビは進行する疾患です。初期段階で治療することによって、ニキビを減らし、炎症への進行を防ぐことができます。「ベピオ」は、目に見えないくらいの非常に小さい毛穴のつまりや、初期にできる白いニキビや黒いニキビに作用し、ニキビの進行を防ぎます。白、黒、それらが進行して炎症をおこした赤いニキビまで、ほとんど全てのニキビを減らすことができます。

▼繰り返し、長期的に使用できる新しいニキビ治療薬

従来、保険適応で処方されていたニキビ治療剤は、抗生物質で殺菌して炎症を抑えるという治療がほとんどでした。抗生物質も、ニキビの原因となるアクネ菌や黄色ブドウ球菌の増加を抑え、炎症を治す効果はあります。しかし、抗生物質は使用し続けると“耐性菌”が発生し、効かなくなってくるという課題がありました。

一方「ベピオ」は、抗生物質とは異なる作用機序でニキビの原因となる余分な皮脂分泌や毛穴のつまりに作用します。抗生物質では出来なかった“繰り返し長期的に使用できる”というのが最大のメリットとなります。

「ベピオ(過酸化ベンゾイル)」は、日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」において、【推奨度A】とされている一方で、約40%の患者に何らかの副作用が現れることが確認されています。皮膚の表皮が剥がれる・粉をふく、刺激感・肌がヒリヒリする、皮膚の赤み、肌が乾燥するといった副作用があり、使用を中止する人が多いのも事実です。薬を塗る前に、先に化粧水などで肌を整えてから使用すると改善できる場合もあります。

「ベピオ」が使いにくいと感じている皮膚科の専門医も少なからず存在しています。なぜなら、過酸化ベンゾイルに対してアレルギーが持つ患者が一定の%で存在するためです。

▼ベピオゲルの副作用

「ベピオ」の主な副作用は、皮膚の表皮が剥がれる・粉をふく、刺激感・肌がヒリヒリする、皮膚の赤み、肌の乾燥です。

接触性皮膚炎という副作用では、顔全体が赤く腫れたり、目の周囲が腫れる、といった症状が出る可能性があります。このような症状を感じたら、すぐに使用を中止し、専門医に相談しましょう。

皮膚の表皮が剥がれる・粉をふく 18.6%
刺激感・肌がヒリヒリする 14.0%
皮膚の赤み(紅斑) 13.8%
乾燥 7.4%
その他の副作用 口角炎、眼瞼炎

通常、副作用は軽度で、ほとんどが使いはじめ(1〜2週間)に現れます。2週間~1ヵ月くらいで少しずつ治まっていきます。症状には個人差がありますので、薬を続けても症状がなかなか改善しない場合は、医師・薬剤師に相談する必要があります。症状によっては休薬する必要があります。

▼ベピオを使用するときの注意点

【漂白作用】【紫外線】【25℃以下で保存】

「ベピオ」には【漂白作用】があるので、髪や衣服などにできるだけ付着しないように注意しましょう。
「ベピオ」を塗った部分が強い紫外線に長時間あたらないようにしましょう。
「ベピオ」は、凍らないような涼しいところ(25℃以下)で保存してください。

▼近年、飛躍的に進歩したニキビ治療薬

ニキビ治療薬は、この十年で保険適用の新薬が続々と登場し、飛躍的進歩を遂げています。以前病院で治療したけれど、満足な結果に繋がらなかったという人は、是非病院での治療を試してみてください。

ざ瘡(ニキビ)は、放置するとニキビ痕が残る危険性があり、一度痕に残ってしまうと治すのが非常に難しい病気です。ニキビ痕を残さないためには、早い段階で適切に治療し、炎症を長引かせないようにすることが重要です。

▼ニキビの原因と主な治療法

【原因1】
毛穴のつまり
毛穴につまった角質を取り除く、余分な皮脂の分泌を抑える
【原因2】
アクネ菌の繁殖
アクネ菌を減らし、ニキビの炎症を防ぐ
【原因3】
炎症と化膿
炎症の原因となる活性酸素や遊離脂肪酸の発生を抑えて、化膿を防ぐ

▼その他のニキビ治療薬

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、メインターゲットである若い女性。美をコンセプトに、華のドレスを着た女性が、満面の笑みを浮かべています。薬の作用を表現するのではなく、患者が体験する結果をイメージさせるようなビジュアルに仕上げています。

このようなアプローチは、製品名を知ってもらうだけでなく、「使いたい!」と思わせるまでの道筋を作るきっかけとなります。医療従事者や消費者に対して「ベピオ」の価値を伝え、行動を誘発していくという仕組みです。

一般名:過酸化ベンゾイル ゲル
製品名:ベピオ ゲル2.5%
尋常性ざ瘡治療剤/ニキビ疾患
マルホ
べピオ
2016年3月1日より投薬期間制限が解除されます。

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