コムクロ/尋常性乾癬のシャンプー薬

つける、待つ、流す・・・
頭部の尋常性乾癬治療の新しいカタチ

▼コムクロとは?

「コムクロ シャンプー」は、2017年7月に発売された頭部の尋常性乾癬を治療するシャンプー型の外用剤です。「コムクロ シャンプー」の有効成分は、ステロイドである“クロベタゾールプロピオン酸エステル”で、世界60ヵ国以上で承認されています。1日1回で済む尋常性乾癬治療剤としては、初めてのシャンプー様外用液です。頭皮のフケや皮膚の赤みなどの改善が期待できます。

▼乾癬とは?

乾癬とは、慢性的な皮膚の病気です。人によって症状や発症する場所に個人差があり、第一選択薬も異なります。主な症状は、皮膚の赤みや腫れ、白い乾燥したカサブタ、かゆみなどです。乾癬を患った皮膚では、炎症を起こしやすい細胞が集まって活発に活動しているため、毛細血管が拡張して皮膚が赤い状態になります。また健康な皮膚と比べて10倍以上の速度で表皮が入れ替わるので、皮膚細胞の生産が過剰な状態になってしまいます。過剰に産み出された表皮はゾウの皮膚のように厚く積み上がり、鱗のような屑となってはがれ落ちていきます。

乾癬で困っている患者は、国内で約20〜30万人いると言われ、特に男性に多い病気です。乾癬の原因は正確には解っていません。近年、外敵から身を守るための免疫作用の過剰反応が、乾癬の原因のひとつではないかと発表されています。

乾癬は完全に治癒できる病気ではありませんが、薬を使うことで症状を緩和させることが出来ます。乾癬治療には、塗り薬や飲み薬、紫外線療法などがありますが、2010年からは、生物学的製剤と呼ばれる新しい注射薬が使えるようになりました。様々な選択肢がある中で、それぞれ自分に合った治療方法を見つけることが大切です。


▼「頭部の湿疹・皮膚炎」適応追加(追記:2021年2月)

ステロイド外用剤には、主に「軟膏」「クリーム」「ローション」といった剤形があります。しかし、患部が頭皮だと毛髪があるので塗りにくかったり、ベタベタして使用感が悪いのが難点でした。そこで、頭部に皮疹が出やすい乾癬の治療薬として、「コムクロ シャンプー」が2017年に発売されました。

発売当初は「頭部の乾癬」のみが適応症だった「コムクロ シャンプー」ですが、2021年2月に新たに「頭部の湿疹・皮膚炎」に対しても適応が追加となりました。

新たに適応になった「頭部の湿疹・皮膚炎」とは、具体的にはフケ症の原因となる『脂漏性皮膚炎』『アトピー性皮膚炎』、頭皮に原因物質が直接触れることで起こる『接触皮膚炎(かぶれ)』などがあげられます。

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、シャワーで頭を洗う若いパパです。シャンプー後、公園かどこかでふたりの娘に抱きつかれて、楽しそうに過ごしています。“シャンプー様外用液剤”というのが分かりやすい作りです。朝の日常風景が映画のカット割りのように展開していくことで、生活に寄り添った共感できるビジュアルに仕上がっています。同じような手法を使っている広告に気管支拡張剤の「レルベア」があります。


一般名:クロベタゾールプロピオン酸エステル シャンプー
製品名:コムクロ シャンプー 0.05%
外用頭部乾癬治療剤/外用合成副腎皮質ホルモン剤/ステロイド
マルホ

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