ウラリット/尿酸結石を防ぐクエン酸配合剤

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ウラリットの日本ケミファ

▼ウラリットとは?

「ウラリット」は、尿をアルカリ化する配合剤です。尿酸結石を防ぐために処方される薬です。

痛風に罹ると、尿中の尿酸が増え、その固まりげ原因で【尿酸結石】ができやすくなってしまいます。また、尿中のpH値が酸性に傾いていると、【尿酸結石】発生の可能性が高まります。

「ウラリット」は、【尿アルカリ化剤】と呼ばれる種類の薬剤です。尿をアルカリ性にすることで、【尿酸結石】が尿道にできるのを予防します。一般的に、痛風や高尿酸血症などの治療において、他の尿酸排泄薬と併用します。


ユーロシットK徐放剤(クエン酸カリウム)1080mg

▼高尿酸血症とは?

高尿酸血症は、高血圧や脂質異常との関連性が指摘されており、放っておくとメタボリックシンドロームや動脈硬化のきっかけとなる症状です。主に、痛風関節痛や痛風結節の原因(尿酸塩の沈着に関わる症状)として認知されています。痛風を含めた高尿酸血症の患者は、国内では約1600万人と言われています。

高尿酸血症の治療は、尿酸生成抑制薬「フェブリク」(フェブキソスタット)や「ザイロリック」(アロプリノール)、尿酸排泄促進薬「ユリノーム」(ベンズブロマロン)を使用した“尿酸降下療法”が基本となっています。

▼尿酸とは?

“尿酸”は、ヒトの身体の中に常に存在している物質で、作り出される量と体外へ排泄される量のバランスによって、常に体内で一定量に保たれています。尿酸は生物の情報(DNA)とエネルギー物質の最終産物であると言われています。

遺伝子を構成するDNAとエネルギーが分解されると尿酸ができます。尿酸の材料となるのが“プリン体”と呼ばれる物質で、人体の情報やエネルギーを受け持つプリン体が分解されてできた老廃物(燃えカス)が“尿酸”ということです。

実は、尿酸はほとんどの生き物では分解され、身体には溜まりません。しかし人間(と一部の霊長類)は、尿酸を分解する酵素(尿酸酸化酵素)が遺伝的に欠落していて(遺伝子自体は存在しますが、壊れている)、尿酸がたまる傾向があります。

一般的に、ヒトの身体では一日約0.6gの尿酸が作られ、腎臓を介して尿として排泄されます。尿酸の産出が多くなったり、排泄量が低下すると尿酸は体内に蓄積し、痛風の発作を起こしやすくなります。

尿酸値を6.0mg/dL以下に保つと、身体にたまっている尿酸の結晶が減り、痛風の発作が起こりにくくなります。 また、高尿酸血症に合併しやすいと言われている生活習慣病、慢性腎臓病、心筋梗塞や脳卒中などのさまざまな病気(メタボリックシンドローム)を予防することへもつながります。

▼ウラリットの副作用

「ウラリッ」の副作用として、下痢や軟便、胃の不快感や吐き気などが報告されています。腎臓に障害のある患者は、高カリウム血症の発現に要注意です。

重大な副作用 高カリウム血症(倦怠感、息切れ、脈の乱れ、手足のしびれ、不安感、手足が痙攣する)
その他の副作用 下痢、軟便、胃の不快感、吐き気、血清カリウム値上昇
その他の副作用 蕁麻疹、頭痛、脱毛、動悸、尿量減少、貧血、浮腫、味覚異常、血小板数減少、γ-GTP増加、ALT増加、AST増加、GOT増加、GPT増加、尿中β2ミクログロブリン増加、CK増加、CPK増加、CRP増加、TSH増加、全身性皮疹、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加、痛風関節炎

▼高尿酸血症治療剤・痛風治療剤の市場

高尿酸血症治療剤・痛風治療剤の市場は、全体で350億円を超えると言われています(2016年現在)。

フェブリク 2016年度売上:230億円
ザイロリック 2016年度売上:46億円
ウリアデック&トピロリック(併売品) 2016年度売上:20億円
ユリノーム 2016年度売上:14億円




▼治療ガイドライン、8年ぶりに改訂(追記:2019年1月)

2018年12月末、⽇本痛⾵・核酸代謝学会が発行する「⾼尿酸⾎症・痛⾵の治療ガイドライン」が8年ぶりに改訂(第3版)されました。

近年のトレンドに合わせて、尿酸値だけではなく、“脳・⼼⾎管イベントの予防”や“腎機能障害への影響”などが盛り込まれています。

また、従来の病型分類は、【尿酸産⽣過剰型】【尿酸排泄低下型】の2つの型だけでしたが、改訂されたガイドラインには、腸からの排泄低下により⾎清尿酸値が上昇するという【腎外排泄低下型】が新たに追加されました。

今回の改訂で特に重要なポイントは、下記のクリニカルクエスチョン(第2章に掲載)です。

【1】 腎障害を有する⾼尿酸⾎症の患者に対して、尿酸降下薬は⾮投薬に⽐して推奨できるか?
【2】 ⾼尿酸⾎症合併⾼⾎圧患者に対して、尿酸降下薬は⾮投薬に⽐して推奨できるか?

⽇本痛⾵・核酸代謝学会は、“腎機能低下を抑制する⽬的での尿酸降下薬の使⽤”を条件付きで推奨しています。これは、欧⽶のガイドラインでは推奨されていない日本独自の推奨です。

⼀⽅、“⼼⾎管発症リスクの軽減を⽬的とした尿酸降下薬の使⽤”は、条件付きで推奨されません。降圧薬使⽤中の⾼⾎圧患者では、痛⾵や腎障害を合併しやすいため、痛⾵や腎障害の抑制を⽬的に尿酸降下薬の投与が推奨されています。

▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、レモンとライム。主成分の“クエン酸”は、様々な食品に含まれていますが、その代表的なシンボルとして“レモン”と“ライム”を擬人化しています。レモンの女の子が“うらりん”、ライムの男の子が“うらいむ”というマスコットキャラです。

マスコットキャラクターの特徴としては、以下のポイントが挙げられます。

【1】 他製品と差別化できる。
【2】 親しみやすく、発言自体に親和性を感じやすい。
【3】 キャラなので疲れない。製品の営業を休みなく続けてくれる。

つまりマスコットキャラクターは、育て上げるまでに時間と労力は必要ですが、上手く浸透すれば非常に優秀な営業マンとなり得る存在なのです。

一般名:クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム水和物配合製剤
製品名:ウラリット-U配合散、ウラリット配合錠
痛風治療剤/アシドーシス・酸性尿改善剤
日本ケミファ

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