インフル・ニュース/疾患啓発広告とは?

インフルエンザのご診療にお役立てください。

▼インフル・ニュース

こちらは、第一三共の「インフルエンザ情報サイト」の広告です。webサイトへ誘導し、インフルエンザ治療薬の「イナビル」の採用へ繋げるためのプロモーションです。

「インフル・ニュース」には、インフルエンザ治療薬「イナビル」のよくある質問(Q&A)や、先生方の診療現場でお役立ていただけるインフルエンザ流行情報・疾患情報などを掲載しています。

医療従事者と製薬メーカーの関係は、“薬を売って終わり”ではありません。安全性情報や服薬指導の提供など、インフルエンザを治療するための環境の整備も重要な仕事となっています。

▼疾患啓発広告とは?

こういったプロモーションは、広告の制約の厳しい日本の医薬業界では良くあるスタイルです。自社サイトの認知度を上げながら需要の掘り起こしを経て、結果的に自分たちの薬を売っていこう、という高度なマーケティング戦略です。製薬会社は、病気が増えるほどマーケットが拡大しますので、疾患を新たに“発見”することは金脈を掘り当てるようなものです。

自社の薬の広告ではなく、“疾患の啓発”という客観的な内容だと、ニュースとしてメディアに取り上げられたり、信頼感が上がります。また、純粋な医薬品の製品広告では、キャッチコピーや表現方法に制限(薬事法やプロモーションコード)があるのですが、あくまでも“疾患啓発”なので(製品名を出していないので)比較的自由に出来るわけです。この広告の仕組みを最初に考えた人は、本当に頭が良いなあと感心します。

こうした疾患啓発広告は、社会貢献活動、経営理念などを外へPRしていくことによって“社会的信用を高める”という効果があります。つまり親密度や信頼度を高めて、自分の会社のファンになってもらう、ということです。いわゆるブランディングです。たとえば、人が同じ性能で同じ価格の製品を選ぶ場合、「環境に配慮している」とか「誠実で信頼できる」といった企業のイメージで差をつけるからです。

▼その他の疾患啓発広告



▼イナビルとは?

「イナビル」は、インフルエンザウイルスの増殖をおさえる薬です。インフルエンザA型とB型に効果があります(C型には効果はありません)。

「イナビル」の有効成分“ラニナミビル”は、体内に吸入されたあと、加水分解によって活性代謝物へ変換されます。この活性代謝物が、ウイルスの増殖箇所である気道や肺に長時間留まることで、ウイルスの増殖を抑制します。長期間に亘って体内に留まるので、一回の吸入で治療が完結するというのが「イナビル」最大の特徴です。

臨床試験では、成人を対象とした季節性のインフルエンザ感染症に対するオセルタミビルとの二重盲検比較試験で非劣性が確認され、特にウイルス消失率は「タミフル」(オセルタミビルリン)より有意に優れていると報告されています。

「タミフル」(オセルタミビルリン)が、1日2回5日間継続して錠剤を服用する必要があることを考えれば、「イナビル」が一度の吸引(念の為2回吸う)で済むことは大きなメリットです。

▼インフルエンザ薬の動向

日本では、インフルエンザウイルス感染症の治療として、「タミフル」(オセルタミビルリン)に代表される“ノイラミニダーゼ阻害薬”が広く処方されています。ノイラミニダーゼ阻害薬は、インフルエンザウイルスの複製に欠かせないノイラミニダーゼという酵素を阻害することで、感染細胞内の新たなウイルスが細胞外に遊離するのを阻害し、ウイルスの増殖を抑制します。

ノイラミニダーゼ阻害薬は、2000年頃から、飲み薬の「タミフル」と吸入剤の「リレンザ」(ザナミビル)が使われてきました。2010年には、単回点滴静注で効果を発揮する「ラピアクタ」(ペラミビル)が発売され、十年振りに選択肢が広がりました。

「イナビル」(ラニナミビル)は、既存の3製品に次ぐ第四のノイラミニダーゼ阻害薬です。吸入剤としては、「リレンザ」続く2番目の薬となります。


▼リレンザ、タミフル、ラピアクタ、イナビルの違い

主なインフルエンザ治療薬としては、リレンザ(吸入)、タミフル(経口)、ラピアクタ(点滴)、イナビル(吸入)などがあります。吸入式、飲み薬、点滴と製品によって、特徴があり、患者に合わせて使い分けられています。

タミフル 飲み薬 1日2回、5日間
ゾフルーザ 飲み薬(従来薬と異なる機序) 1回だけ
リレンザ 吸入式 1日2回、5日間
イナビル 吸入式 1回だけ
ラピアクタ 点滴 1回だけ

一般名:ラニナミビル オクタン酸エステル水和物
製品名:イナビル吸入粉末剤20mg
抗ウイルス剤/吸入粉末剤/長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤
第一三共

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