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▼第一三共エスファとは?

第一三共エスファは、ジェネリック医薬品を中心とした医薬品の製造販売を行う第一三共の子会社です。オーソライズド・ジェネリック(AG)を多数保有していることから、後発品メーカーの中で存在感を上げてきている会社です。

▼行動が企業のイメージを定着させる

医療従事者と製薬メーカーの関係は、“薬を売って終わり”ではありません。安全性情報や服薬指導の提供など、抗がん剤治療を継続するための環境の整備も重要な仕事です。

人は潜在的に製薬メーカーを“擬人化”して見ています。企業をまるで有名人のように感じて、企業の行動や言動、雰囲気などから、その会社を人格化しているのです。会社のことを“法”とは良く言ったものです。製薬企業の人格は、医療従事者が製品を選ぶ際に、非常に重要な指針となります。

では、ユーザーはどのようにして企業のイメージを擬人化していくのでしょうか?
大ヒット映画『バットマン・ビギンズ』の名科白にこういう言葉があります。

「人間は中身ではなく、行動で決まる」

製薬企業の多くは、その社会的責任を果たすために、CSR(corporate social responsibility)というものに取り組んでいます。例えば、森林再生プロジェクトや社会福祉への貢献、アンメットメディカルニーズに応えるといった活動です。しかし、口先だけなら誰にでも出来ます。結局、世間の人々に「この製薬企業は本当に社会に貢献しているなあ」と感じてもらえなければ失敗です。

▼どうしたら、信じてもらえるのか?

それは、企業の擬人化(人柄)に合った活動を行っているかどうかで決まります。つまり、企業イメージを反映した行動をとることが重要なのです。人々が抱く企業イメージとかけ離れた行動を取ると、人は必ず違和感を覚えます。

例えば、敵対的買収を繰り返して大きくなっているような会社が「弱者にやさしい社会の実現を目指します!」と言っても、偽善的に映ってしまいます。製薬企業は、自分たちのイメージを分析して、ユーザーの反応を想定した上で企業活動を展開していかなくてはなりません。

▼プレミアムジェネリックとは

第一三共エスファは、ファイザーの“エスタブリッシュ医薬品”に対抗してか、自社後発医薬品のことを“プレミアムジェネリック”と呼んでいます。このようなブランド戦略は、かつてはバッグや化粧品、衣類といった華やかな業界の考え方でしたが、競争における重要な優位資産として医療用医薬品の世界にも拡がり始めています。

▼広告のキービジュアル

下記は、第一三共エスファの「認知症情報サイト」の広告です。自社webサイトへ誘導する仕組みの広告でプロモーションを行っています。建前上、特定の製品に【誘導】するのはNGなので、広告のカラーリングで自社主力製品の「メマンチン」を想起させる効果を狙っています。

内容は、既存の「がん情報サイト」の姉妹版といった感じで、家族・介護者向けの「指導用資材」や医療従事者のための「動画コンテンツ」、治療と介護の情報サイト「いっしょがいいね.com」といった、認知症に役立つ情報をひとつにまとめたポータルサイトとなっています。

以前までは、医療従事者向けと患者・介護者向けの情報がバラバラに開設されており、アクセスも分散される傾向にありました。そこで、【認知症情報サイト】という入り口のサイトを構築することで、風通しを良くしました。医療従事者は、サイト間を移動する際に必ず「認証」を求められるため、必要な情報の一覧がひとつのサイトで分かる、というのは十分意義のあるリニューアルだと感じます。


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