ゾシン/抗生物質で売上No.1

▼ゾシンとは?

「ゾシン(略称:タゾピペ、略号:TAZ/PIPC)」は、緑膿菌感染症を治療するための抗生物質です。2015年度の時点で、抗生物質の中で一番売れています(2位はクラビット)。ピペラシリンとタゾバクタムという2つの有効成分が合わさった薬であり、ピペラシリンはペニシリン系抗生物質、タゾバクタムはβ-ラクタマーゼ阻害薬と呼ばれる種類の薬です。

▼ゾシンの特徴

「ゾシン」は多くの細菌に効果を示しますが、「ゾシン」最大の特徴は、ペニシリン系抗生物質の中でも緑膿菌に効果がある、ということです。人の場合、細胞の周囲は細胞膜で覆われていますが、細菌の場合は、細胞膜の周囲をさらに「細胞壁」と呼ばれる強固な壁が囲んでいます。細胞壁がなければ、細菌は生存することができません。「ゾシン」は、この細胞壁合成を阻害することで細菌を殺傷します。

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルイメージは、巨大な像と世界地図(地球)。ゾウは自分の体重と身体の内部からの圧力を支えるために、しわしわの厚い皮膚で覆われています。この特徴のある鎧のような皮膚を「細胞壁」のイメージと繋げているのではないかと想ゾウします。

▼ゾシンのジェネリック、適応追加

「ゾシン」のジェネリック(後発品医薬品)である「タゾピペ配合静注用」ですが、2017年8月末に効能・効果、用法・用量の追加承認を取得しました。
追加されたのは“深在性皮膚感染症”“びらん・潰瘍の二次感染”です。今回の適応追加で、ほぼ先発品と同じ適応となりました(小児の発熱性好中球減少症を除く)。「ゾシン」のジェネリックは、武田テバやMeiji Seikaファルマが発売しています。【追記:2017年9月】

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一般名:タゾバクタムナトリウム・ピペラシリンナトリウム(TAZ/PIPC)
製品名:ゾシン
βラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤
大正富山医薬品
大鵬薬品好評
富山化学工業

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