アレロック/独自技術のOD錠

OD Tablet Innovation始動。
アレロックOD錠は協和発酵キリンの独自技術で誕生しました。

▼アレロックとは?

「アレロック」(一般名:オロパタジン)は、アレルギーの薬です。第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)に分類されます。特徴は、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、余計な作用が弱くされている点です(口渇や排尿障害などの副作用がほぼなくなりました)。眠さの副作用も軽減されていますが、他のアレルギー薬に比べると眠気は高い方です。

有効成分のオロパタジンは、ジェネリック薬も含めて、アレルギー性疾患に幅広く用いられています。どちらかと言うと速く効く薬で、効果持続時間も長いほうです。「アレロック」は、特にくしゃみ・鼻水、蕁麻疹に効果的で、鼻づまりの改善にも期待できます。

▼独自技術のOD錠が誕生

2010年12月、抗アレルギー剤「アレロック」の口腔内崩壊錠(OD錠)として、アレロックOD錠2・5、アレロックOD錠5が発売されました。

協和発酵キリンの独自技術を使ったOD錠で、普通錠と同程度の強度を保ちながら、水無しで素早く溶けるのが特徴です。錠剤を飲み込むのが難しい子ども(7歳以上)や、飲み込む力が衰えている高齢者の服薬をターゲットにしています。

▼副作用について

主な副作用は、眠気(11.6%)、倦怠感(1.5%)などです。副作用は少なく、重大な副作用はほとんど起こりません。ただし、服用が長期間に亘る場合は、定期的に肝機能検査を受けることが推奨されています。

▼アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の比較

アレルギー性疾患に対する治療薬には作用機序の異なる多くの製剤が出ていますが、抗ヒスタミン薬の選択でポイントとなるのは、【作用時間】(1日1回投与か1日2回か)と【インペアード・パフォーマンス】(非鎮静性かどうか)という点です。近年は、眠気などの中枢神経抑制作用を軽減した【非鎮静性】で長時間作用型である第2世代抗ヒスタミンH1受容体拮抗薬の使用頻度が高くなっています。

非鎮静性 脳内受容体占拠率:10%以下
軽度鎮静性 脳内受容体占拠率:10〜50%
鎮静性 脳内受容体占拠率:50%以上

※インペアード・パフォーマンス:抗ヒスタミン薬の副作用で、集中力や判断力、作業能率が低下すること。10%以下であれば【非鎮静性】に属し、インペアード・パフォーマンスは起こりにくい。

アレロック 眠気高い、効果強い、比較的速く効く、1日2回、軽度鎮静性
ジルテック 眠気やや高い、効果やや強い、1日1回、アルコール注意、軽度鎮静性
タリオン 眠気やや低い、効果やや弱い、1日2回、非鎮静性
アレグラ 眠気低い(運転OK)、効果弱い、1日2回、非鎮静性
クラリチン 眠気低い(パイロットも服用可)、効果弱い、1日1回、薬価安い、非鎮静性

※効き目や副作用には個人差があります。




▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、ドミノ倒し。【OD】と書かれたドミノが倒れていくと“Allelock”という文字が浮かび上がってきます。ドミノ倒しは、医薬広告の世界では使い古されたビジュアルですが、見せ方を工夫することで新鮮さを出しています。

一般名:オロパタジン塩酸塩
製品名:アレロック錠2.5,5、OD錠2.5,5、顆粒0.5%
抗ヒスタミン薬/アレルギー性疾患治療剤
協和発酵キリン

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