プレベナー/65歳以上の肺炎予防のために

65歳以上の肺炎予防のために

▼プレベナーとは?

「プレベナー13」は、肺炎球菌ワクチンと呼ばれる13種類の肺炎球菌血清型に由来する莢膜抗原を利用した多糖体ワクチンです。以前は「プレベナー7」だったのですが、新たに6つの血清型が加わっています。

肺炎は、日本において死因の第3位です。普段の暮らしの中で感染する肺炎の原因菌は、肺炎球菌がもっとも多いと言われています。特に高齢者は肺炎がきっかけで死に至るケースが多く、深刻です。肺炎球菌ワクチンを接種することは、肺炎の予防に非常に効果的と云えます。

ワクチンが必要な疾患は、治療法が確立されていないか、治療が困難で重い後遺症を残す病気がほとんどです。水痘やおたふく風邪は、罹っても軽く済むと考えている人が多いですが、水痘は脳炎に発展して死亡するケースもあり、おたふく風邪は難聴などの深刻な後遺症が残るケースもあります。

その中でも乳幼児の疾患で一番怖いのは、肺炎球菌性髄膜炎です。肺炎球菌による髄膜炎の死亡率は約2%と言われ、後遺症が残る場合が約19%と報告されています(平成19〜21年度厚生労働省調べ)。

欧米から遅れること十数年、2010年から小児肺炎球菌ワクチンの接種が可能になり、ようやく日本でも乳幼児を細菌性髄膜炎から守ることが出来るようになりました。

▼ターゲットが高齢者へ拡大

シニアをメインターゲットにしているのは「ニューモバックス」で、こちらの「プレベナー」のターゲットは、乳幼児だったのですが、【高齢者における肺炎球菌感染症の予防】ということで、効能・効果が追加になりました。
ニューモバックスとプレベナーは同じ肺炎球菌のワクチンですが、そのワクチンの種類が異なっています。ちなみに高齢者の場合、プレベナーは薬価基準:適用外です。費用が大幅にアップする場合もあるので、注意が必要です。助成金(公費)補助の対象であるか、きちんと確認してから接種に臨みましょう。

▼肺炎による入院リスクの低下(追記:2018年6月)

アメリカのファイザー本社は「プレベナー13」(PCV13)について、65歳以上の高齢者でワクチン血清型市中肺炎(CAP)による入院リスクを約70%減少させたという臨床研究結果を発表しました。研究では、約3年間、救急病院9ヶ所で入院した患者を調査。期間中に「プレベナー13」を接種された入院患者とされなかった患者を比較しました。その結果、ワクチンの接種によって13種類の血清型に起因する血清型市中肺炎(CAP)の予防が73%可能だったことが示唆されました。

▼高齢者の肺炎球菌ワクチン(追記:2018年7月)

肺炎球菌ワクチンについては、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(「プレベナー13」)を高齢者の肺炎球菌ワクチンとして定期接種として使用するか否か、厚生労働省で議論が進んでいます。

▼広告のキービジュアル

広告のビジュアルは、シニア世代の行進です。「ニューモバックス」=高齢者、「プレベナー」=子供という住み分けが出来ていたのですが、ふたつを併用することでより予防効果が高まるということで、ACIP(米国予防接種諮問委員会)が、ニューモバックスとプレベナーの併用を推奨しています。併用方法はプレベナーを先に接種し、1年(12ヵ月)の期間を空けてから、ニューモバックスを接種するという方法です。

一般名:細菌ワクチン類
商品名:プレベナー13 水性懸濁注
沈降13価肺炎球菌多糖体ワクチン
ファイザー
武田薬品工業

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