田辺三菱 糖尿病治療剤

田辺三菱の糖尿病治療剤(カナグルテネリア)の広告です。これは、近い将来、配合剤を発売する時のその布石としての広告だと思われます。

この数年間で、日本の2型糖尿病の治療は様変わりしました。SU剤(スルホニル系)に成り代わって、DPP-4阻害剤(ジペプチジルペプチダーゼ)が処方率で首位となりました。世界標準薬であるBG剤(ビグアナイド系)のメトホルミンは、国内では勢力を伸ばし切れてません。SGLT2阻害薬は、直接的なインスリン分泌促進作用を持たず、体重減少やインスリン抵抗性の改善も期待できることが特徴で、肥満度が高い欧米では高評価ですが、日本では圧倒的な“DPP-4阻害薬”の勢力に押されています。2016年の資料によれば、国内のSGLT2阻害薬の処方率は処方箋ベースで2〜3%程度だということです。多数勢力のDPP-4阻害剤の中でも、週1回タイプのDPP-4阻害薬という新薬も登場しました。第一選択薬の座を巡る糖尿病治療薬の闘いは、まだまだ続いています。

関連記事

カテゴリー

ピックアップ

  1. クレストール/動脈硬化の注意信号

  2. テルモ/北里柴三郎

  3. meiji主要医薬品

  4. ロゼレム/習慣性のない睡眠薬

スポンサードリンク

コラム

  1. ジェネリック/創意工夫でシェアを伸ばせ!

    2010年4月から、政府の後発医薬品使用促進策の一環として、医師が処方箋の【変更不可】欄にサインしな...

人気の記事

  1. ▼サインバルタとは?「サインバルタ」は、憂鬱な気分を改善して、やる気を高める抗うつ薬です。
  2. コレステロール管理の頼れるパートナー。
スポンサードリンク