ウリトス/抗コリン系の過活動膀胱治療薬

1日2回
「にこにこ・すやすや」をおとどけするOAB治療剤

▼ウリトスとは?

「ウリトス」は、膀胱の収縮を抑制する膀胱治療薬です。頻尿や尿もれなどの改善に使用します。抗コリン系(ムスカリン受容体拮抗薬)に分類される新しいタイプの過活動膀胱(OAB)治療剤です。

世界的に広く使われていますが、尿道機能障害の腹圧性尿失禁には適していません。特徴として、膀胱選択性が高いという点があげられます。口渇などの副作用が比較的少なく、脳への移行も少ないので、認知障害を起こしにくいと言われています。

▼過活動膀胱とは?

過活動膀胱は、膀胱が過敏になり、自分の意思に反して収縮してしまう病気です。ただ尿が出やすくなるだけでなく、突然、我慢できないほどつらい尿意を感じます。人によっては、強い尿意を感じた直後に、尿漏れを起こしてしまう場合もあります。四六時中尿意を感じ、頻尿や夜間頻尿を伴うことが多いという、生活の質を低下させる泌尿器領域の代表的な疾患です。

過活動膀胱の患者は、810万人いると推定されています。特に中年女性に多い疾患で、50歳以上の女性では、8人に1人が過活動膀胱である、と言われています。

▼膀胱を鍛える運動

過活動膀胱の原因のひとつは、加齢による膀胱の機能低下です。日常的に膀胱を鍛えることで、過活動膀胱の予防効果が期待できます。【注意】尿路感染症や前立腺肥大症の場合は、逆に症状を悪化させることもあります。

膀胱訓練 排尿の間隔を出来るだけ延ばし、膀胱に尿を溜められる状態を少しずつ改善
骨盤底筋体操 肛門や尿道口を締めたり緩めたり繰り返すことで、尿道を締める力を強くする

▼ウリトスの副作用

「ウリトス」の主な副作用は、口渇と便秘です。高齢者の場合、一時的に認知症のような症状が発生する場合があります。具体的には、言葉が上手く出てこない、ぼんやりしてしまう、頻繁な物忘れなどです。心配な場合は、医師に相談しましょう。

滅多にありませんが、重大な副作用として眼の症状(急性緑内障)が報告されています。眼に激しい痛みや急激な視力の低下、視野が狭くなるといった症状を感じた場合は、直ちに眼科へ相談してください。

主な副作用 口渇、便秘、腹部不快感、腹痛、尿が出ない、頭痛、眠気
その他の副作用 めまい、動悸、不整脈、まぶしい、かすみ目、目の乾燥、認知障害
重大な副作用 尿閉、急性緑内障、肝機能障害

▼その他の過活動膀胱治療薬




▼広告のキービジュアル

広告のキービジュアルは、太陽と月。太陽がにこにこ、月がすやすやと眠っています。朝の象徴と夜の象徴を使って、用法の1日2回をアピールしたビジュアルです。朝の尿意や深夜の頻尿を改善し、生活の質を向上させるという願いが込められています。素朴なイラストで、誠実さや安心感の表現に成功しています。

一般名:イミダフェナシン
製品名:ウリトス錠0.1mg,ウリトスOD錠0.1mg
泌尿生殖器官肛門用薬/抗コリン剤/過活動膀胱治療剤
杏林製薬

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